枝豆の塩漬け(漬物)は、北海道や青森、秋田などに伝わっています。具体的な作り方をご紹介します。
北海道、青森、秋田に伝わる、「枝豆の塩漬け(漬物)」のレシピ
北海道・道南松前地方と青森県津軽地方に伝わる「枝豆の塩漬け(漬物)」のレシピをご紹介します。
北海道・道南松前地方に伝わる「枝豆漬け(漬物)」のレシピ
材料枝豆 350グラム塩 35~40グラム水 350CC南蛮 1本作り方枝豆を固めに茹でて、ザルに上げて冷まします。海水くらいの塩水(濃度1パーセント以上)を、冷ました枝豆を入れます。塩分濃度は高いほど何年も保存できます。南蛮を加えて漬けておきます。一ヶ月くらいから食べられます。食べるときは、豆をさやから出し、水に1時間ほどつけておきます。塩を薄めに漬けると夏の終わりのおやつになり、塩を濃くして漬けたものは、冬の貯蔵食品になりました。また、材料にしそを入れた「枝豆漬け」もありました。
青森県津軽地方に伝わる「枝豆漬」のレシピ
材料枝豆塩リンゴ水作り方詳しいレシピはなかったのですが、秋に作って春に食べるという情報がありました。青森県では、リンゴを漬物にして食べる習慣があったようです。
リンゴの入った、枝豆漬のレシピを推測するに、リンゴができる頃に、その頃収穫した枝豆を茹で、塩水と一緒に混ぜ合わせ漬けておくのかもしれません。リンゴの漬物のレシピは、材料リンゴ 1キロ水 90CC塩 35グラム作り方水と塩を混ぜ、リンゴを丸ごと入れて漬けておきます。秋に漬けて、春から6月くらいまで食べます。このレシピに、枝豆を加えて、塩と水を枝豆の重さに対して加える(具体的には、枝豆100に対して、水9パーセント、塩35パーセント)と、リンゴの入った枝豆漬けができるのかもしれません。
まとめ
枝豆は、夏がシーズンです。冷たいビールと枝豆は、夏の疲れにちょうど良く、食欲も元気も出てきますよね。現在は、冷凍技術が発達したおかげで、冷凍した枝豆を解凍して一年中楽しむことができます。しかし、枝豆を漬物にしてしまえば、解凍する手間が省けますし、冷凍食品を購入する費用もかかりません。漬物の方が冷凍食品で買うより、お手軽かつ経済的です。漬物だと、じっくりと熟成され、発酵し、栄養価も高くなっていますし。夏に枝豆がたくさん手に入ったら作り置きしておきたいですね。