宮城県の北上丘陵地方、阿武隈地方などに伝わる「栗ごはん」のレシピをご紹介します。
宮城県の「栗ごはん」の郷土料理の作り方
宮城県では、栗ごはんを「栗飯」などと呼んでいました。
宮城県北上丘陵に伝わる「栗飯」のレシピ
材料
うるち米
栗
水
塩
作り方
うるち米は、洗って水を切っておきます。
栗の鬼皮と渋皮をむきます。
うるち米、塩、水に栗を入れて、一緒に炊き上げます。
宮城県阿武隈地方に伝わる「栗ごはん」のレシピ
材料
栗
うるち米
塩
水
作り方
うるち米は洗って水を切っておきます。
小粒の柴栗は、鬼皮をむいて、柴栗は、すり鉢に入れてすりながらとります。
大きな栗は、渋皮は包丁でむきます。
栗とうるち米、塩、水を入れて炊きます。
かて飯は、手軽に作れて栄養バランスに優れた、ごちそうご飯だった!
宮城県は、全国でもお米の収穫量の高い米どころです。
しかし、通常は、100パーセント白米で食べることはありませんでした。
雑穀や野菜と混ぜてかて飯として食べることが普通でした。
県内でも最もお米の取れる平野部でも、米と雑穀(麦)の割合は、6:4。
山村部では、米と雑穀(麦)の割合は、5:5、沿岸部については、その割合は、3:7となるほどです。
ハレの日だけ、えっそ飯(白米だけのごはん)を食べることができました。
かて飯に入れる野菜や雑穀は、大根、ひえ、ひじき、しらす、こんぶ、わかめ、干し大根、いも類、山菜、栗などでした。
かて飯は、貧しい食というイメージがありましたが、現代から見てみると、野菜とごはんを一緒に炊くので、調理が簡単で、栄養バランスも良い優れたごはんという印象です。
ごはんだけで、ごちそうになりそうな感じです。