日本の食生活全集・東京、山の手の伝承料理として記されていた「おやき」のレシピをご紹介します。
東京の郷土料理として伝わる「おやき」のレシピ
材料
メリケン粉(小麦粉) 50グラム
上新粉 50グラム
シソ 10枚
タマネギ 100グラム
なす 100グラム
塩 小さじ1/2
水 適宜
油 大さじ1
作り方
メリケン粉(小麦粉)と塩を上新粉を混ぜます。
野菜を切り刻みます。
なすは、まず下手を切り落とします。
縦に二つ割りにして、更に二つに切ります。
薄切りにします。
しその葉は、重ねて
切り刻みます。
玉ねぎは、縦半分に切り
みじん切りにします。
メリケン粉・上新粉・塩を混ぜた粉に、切った野菜を混ぜます。
混ぜたところ。
水を少しずつ加え、
ポテトサラダくらいの堅さになった(A)ら、
フライパンに油を熱して、(A)を入れて、蓋をして中火で焼きます。
5分ほど焼いて、ひっくり返します。
更に5分ほど、蓋をして焼きます。
味
外はカリッとして、中はもっちり。上新粉が入っているせいか、もちっぽい感じもしました。総じて、分厚いチヂミのようです。
「おかず」または「おやつ」としても楽しめそうです。
まとめ
「おやき」と言えば、長野県の郷土料理です。まんじゅうのような形をした中に、野菜の煮物などが入っています。
日本の食生活全集に、「おやき」が東京・山の手の料理として紹介されているのは、紹介者が、元々長野県茅野市出身だからのようです。
東京の山の手は、やや高台にある住宅地で、麹町、四谷、赤坂、本郷などあるあたりです。
江戸時代は大名や旗本などの武家屋敷や寺院が多く、明治以降は官吏や地方出身の軍人が多く住む地域でした。
昭和40~50年代の東京の都心部は、その当時も地方出身の転勤族が多く住んでいたようで、東京オリジナルな料理はまだまだ少なかったようです。