甘とうの炊いたおかず(甘とうがらしの炒めもの)のレシピ

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甘とうの炊いたおかず(甘とうがらしの炒めもの)のレシピ

奈良県の奥字陀地方の伝統料理として紹介されている「甘とうの炊いたおかず」(甘とうがらしの炒めもの)のレシピをご紹介します。

甘とうの炊いたおかず(甘とうがらしの炒めもの)のレシピ

材料

甘とうがらし 250グラム
醤油 大さじ1
砂糖(甘酒) 大さじ1

作り方

 

ヘタを取った甘とうがらしを、油で炒ります。

甘とうがらしの炒めもののレシピ

 

醤油と砂糖で味付けします。

甘とうがらしの炒めもののレシピ2

 

砂糖の代わりに甘酒を入れました。

甘とうがらしの炒めもののレシピ3

 

甘とうがらしに火が通ったら完成です。

甘とうがらしの炒めもののレシピ4

 

できあがり

甘とうがらしの炒めもののレシピ5

とうがらしの辛みがほとんど無く、食べやすく、ご飯に良く合いました。

まとめ

日本の食生活全集・奈良県には、奥字陀地域で食されている甘とうがらしは、「3~5寸の伏見甘長とうがらし」と記されています。実も葉も一緒に料理に使われていたようです。

奥字陀地方は、奈良県の東、三重県境に位置しています。
この地方の人々は、炭焼きと養蚕で生計を立てていました。

男たちは夏の炭焼きのため、山小屋に持って行く弁当のおかずとして、茶がゆと一緒に食されていました。

茶がゆとは、ウィキペディアによると、「米を茶で炊いた粥」と描かれていますが、聞き書では、「朝、麦をふやかしておいて、夕飯後に翌朝分のかゆを炊いておく」と記されています。

米だけではなく、麦も使われていたのでしょう。

茶がゆは、奈良県、和歌山県、三重県の伊賀地方で昔から親しまれていたお粥です。奈良時代以前から常食されていたようです。

「山小屋でも、夏の炭焼きのときには茶がゆを炊き、谷川の水になべ底をつけて浸して食べることもある。山で食べるとまた格別である」(日本の食生活全集・奈良県より引用)

セミの声が響く、真夏の山の中の木洩れ日の下、谷川の水で冷やしたお弁当を、食べる幸せ、味わってみたいですね。

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