秋田県横手盆地と鹿角地方に郷土料理として伝わる、栗ごはんのレシピをご紹介します。
秋田県横手盆地と鹿角地方に伝わる「栗ごはん」のレシピ
秋田県横手盆地に伝わる「栗ごはん」のレシピ
秋田県横手盆地には2種類の「栗ごはん」のレシピが伝わっています。
それぞれご紹介します。
栗ごはん①
材料
米
栗
作り方
鬼皮をむくために栗を熱湯に3分くらいつけておきます。熱湯に漬けたあとは、包丁でむくとやわらかく、たやすく栗の皮がむけます。
皮をむいた栗を煮くずれしないように煮ます。
ほどよく煮えたころ、火から下ろしてざあざあ水をかけて冷まします。
米をとぎます。
煮た栗を、といだ米の中に混ぜて火加減を調節しながら栗飯を炊き上げます。
炊きあがったら、よく蒸らします。
食べるときは、ごま塩をふりかけます。
茶わん一杯にゴロゴロした栗が四つ五つも入り、節米にもなりますし、美味しいごちそうにもなります。
栗ごはん②
材料
栗
干ししいたけ
ごぼう
にんじん
油揚げ
醤油
作り方
米をといで、水気を切ります。
栗は、皮をむきとります。
干ししいたけは、戻して、他の野菜は、千切りにします。
皮をむきとった栗と干ししいたけ、ごぼう、にんじん、油揚げなどを細かくし、醤油で味付けします。
野菜などを醤油で煮た汁に、水を加えます。(汁)
水を切った米を汁に加えて飯を炊きます。(野菜は取り除いておきます)
出来上がったら栗や野菜を入れ、よくかき混ぜて、弱い火でゆっくり蒸らす。
秋田県鹿角地方に伝わる郷土料理「栗まま」のレシピ
材料
栗
米
たまり
作り方
栗の鬼皮や渋皮をむき、少しの間、水につけ、ざっと煮ておきます。
米は、味噌の桶に溜まった「たまり」を入れて炊き、半煮えの頃に、栗をごはんの上に乗せて炊きます。
炊き上がったら栗が全体に入るように、鍋の中で栗を混ぜてほぐし、それぞれの茶わんに盛り付けて、炒りごまをふりかけます。