鳥取県の因幡山間地方で伝承された料理「焼きとうがらし」のレシピをご紹介します。
焼きとうがらしのレシピ
材料
甘とうがらし 適宜
醤油 適宜
作り方
甘とうがらしのヘタの部分を手でもぎ取り、さっと焼きます。
醤油をつけて食べます。
味
甘とうがらしの辛みがほとんど無く、焦げ目と醤油味と独特の辛みが混ざり合い、暑さで食欲が出ない中でも、どんどん食べれました。
まとめ
鳥取県の因幡山間は、天然の良材に恵まれ、江戸時代に、藩の政策により「林業」が生まれました。
「焼きとうがらし」は、夏の昼食として紹介されています。
「田の草取りが忙しく、疲れて、きゅうりの酢もみや焼きとうがらしをつくるていどが精いっぱいである」(日本の食生活全集・鳥取県より引用)
実際に作ってみて、焼いて醤油をかけただけの超シンプルなお料理ですが、このシンプルで手間いらずこそが、農作業等で年中忙しく暮らす人たちの料理の技だったのだと思います。
複雑な行程がある料理は、イベントのある時のみ。それ以外の普段のお料理は、「手抜き」と思うほど簡単なものばかりでした。
料理は手間ひまかかるものだと思われるようになったのは、つい最近のことなのかも知れません。