「三五八漬」は、山形、福島、長野などに伝わる漬物です。
各地に伝わる「三五八漬」のレシピをご紹介します。
郷土料理として伝わる「三五八漬」のレシピ
福島県会津地方と長野県佐久平地方に伝わる「三五八漬け」のレシピをご紹介します。
福島県会津盆地に伝わる「三五八漬」のレシピ
福島県会津地方では、「三五八漬」は寒いときに作るものと伝えられています。
材料
塩 5合
もち米(またはうるち米) 5合
こうじ 5合
作り方
もち米(またはうるち米)を炊きます。
米が炊けたら、人肌くらいの温度に冷まします。
塩とこうじを合わせて、炊いた米に混ぜ、かめに入れて保存しておきます。これが「三五八漬けの素」になります。
野菜を漬けるときは、「三五八漬けの素」を野菜にかけてよく混ぜます。切った野菜はすぐまたは2~3時間後くらいに食べられます。
丸ごと漬けた場合は、半日以上置いてから食べます。
長野県佐久平に伝わる「三五八漬」のレシピ
毎年4月、味噌を仕込むときに、余分にこうじを作り、三五八漬けの漬け床も仕込みます。
通称「べったら漬け」とも呼ばれています。ぜいたくな漬物です。
材料
こうじ 500グラム
ごはん 800グラム
塩 200グラム
(こうじ : ごはん ; 塩 = 5 : 8 : 2)
作り方
材料を混ぜて密閉しておきます。
秋になってから大根の塩漬けを入れ、一週間以上おいてから食べます。
まとめ
三五八漬けは、一手間かかる漬物で贅沢な漬物と言われています。
しかし、甘酒を常備している場合、甘酒に塩漬けの野菜を漬け込んで一晩おくと、手軽に三五八漬けが楽しめます。